2020年1月27日月曜日

「新春きもの茶話会」に参加して

1月26日に、「新春きもの茶話会」が京都国際マンガミュージアムで開催されました。
私もスタッフの一員として、着物姿で参加しました。

参加者の大多数は着物姿で、午前10時に同ミュージアムの2階和室に集まっていた
だき、中谷委員長の講話からスタートしました。話の内容はまず、戦国時代からの、
龍池学区の位置する地域の歴史から始まり、明治時代に至る頃までのあたりの様子
について。

ここで印象に残ったのは、豊臣秀吉が学区の地域内に、南北に走る両替町通りを
設けて全国の金貨、銀貨の品質を一元管理し、江戸時代には徳川家康が貨幣の
製造所を設置し、明治時代にも初期には一時的に紙幣をこの場所で作ったという
ことで、地域の歴史を具体的に知ることが出来たと、感じました。

引き続き、この地域の先人達が大切にした「暮らしの智恵と作法・道しるべ」につい
て、更には物事の善し悪しを計る「心の物指」について、昔から語り継がれる
ことわざを例にとっての説明がありました。

講話後には和室で、ちおん舎の西村さんご夫婦のお点前によるお茶と和菓子と、
1階連合会会議室に準備された京料理堺萬さんの京風お雑煮を順次いただき
ました。和菓子は梅の花を模した華やかな生菓子、お雑煮は白みそ仕立てで、
丸餅が適度な柔らかさで、まったりとした味わいを楽しむことが出来ました。

その後は和室で杉林さんの「龍池カルタ」で遊び、お正月気分を満喫し、最後に
ミュージアムグラウンドで全員で記念撮影をして、午前12時過ぎに解散となりま
した。

天気は朝方は曇りがちで雨が心配されましたが、昼頃には空も晴れて気温もこの
時期としては暖かく、絶好の着物日和になりました。参加者はスタッフも含め約30
人、新たに歌声サロンのメンバーが参加してくだっさたり、今回初めて着物を着用
した京都外国語大学の学生さんからは、着物の魅力を知った、という声も上がり
ました。同外大生の中には、エルサルバドルからの留学生も2人ふくまれ、彼らに
とっても、着物着用での今回の催しは、かけがえのない体験になったようです。

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