2019年10月17日木曜日

鷲田清一「折々のことば」1610を読んで

2019年10月14日付け朝日新聞朝刊、鷲田清一「折々のことば」1610では
LivedoorNEWS/スポニチアネックス4月2日配信の将棋棋士・永瀬拓矢のインタビュー
から、次のことばが取り上げられています。

   努力とは息をするように続けられること、無
   理をしないこと。息をすることです。

我々凡人は努力というと、つい短期間に必死で頑張って、何かをすることを思い浮か
べます。

でも実際はどんなに頑張っても、短い時間で出来ることや、身に付くことは、たかが知
れていますし、所詮は自己満足に過ぎないのでしょう。

本当に地力や地頭を付けるためには、理に適った持続的な努力が必須であるのは、
間違いありまん。しかし我々にとっては、これが至難の業。ついつい短期間での成果
を求めてしまい、結果が見えなければすぐ諦めるか、興味が失せてしまい勝ちです。

一方、何かの分野で大きな成功を収める、いわゆる天才肌と呼ばれる人々は、私たち
からすると、余り努力をせずに、生まれつきの天分で直ちに結果を出しているように
見えるものですが、実は才能だけではなく、その上に尋常ではない努力を重ねて、
その成果を生み出しているということが、多々あります。

努力を苦にせず続けられることが一つの才能である、という言葉をかつて聞いたことが
あります。凡人である私も、せめて継続は力なりと自らを励まし、変化の激しい世の中
でも、ぶれずこつこつと、出来る範囲の努力を続けて行きたいと思います。

   

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