2019年7月17日水曜日

「龍池ゆかた祭り2019」に参加して

7月15日午後6時30分より、京都国際マンガミュージアム・グラウンドで、「龍池ゆかた
祭り」が開催されました。梅雨のさなかで前日は雨模様、天気が心配されましたが、
当日は曇りがちながら雨は降らず、夕方からは青空も見えて、祇園祭宵々山の祝日
ということもあって、結果昨年より参加者も多く、盛況な催しとなりました。

今回はまず、京都外国語大学南ゼミが制作して下さった、祇園祭の赤い提灯を烏丸
通り側の会場入り口に吊るし、祭り気分を盛り上げると共に、参加者の呼び込みに
活用することにしました。この提灯は宵闇が迫ると仄かに輝いて、結果お囃子の音
に惹きつけられた通りがかりの人々を、会場に誘う役割を十分に果たしてくれたと、
思います。

祭りのアトラクションは和太鼓の演奏と、メインプログラムの鷹山のお囃子で、それ
ぞれ2回づつプログラムが組まれましたが、鷹山囃子方は子供たちに人気の高い
お囃子の体験時間をたっぷりと設け、多くの子供たちが鉦の演奏に挑戦して、楽し
い時間を過ごしました。

このような催しは、祇園祭の地元の子供たちに、小さいうちから祭りやお囃子に親し
んでもらうという効果があると思われますが、他方鷹山の授与品の販売は低調で、
祭りの伝統を若い世代に伝えていくことは容易ではないと、感じました。

同様に門川京都市長が、開会にあたっての挨拶で述べられたように、「ゆかた祭り」
と名うちながら、子供の浴衣姿は多く見られましたが、大人の浴衣着用者は少なく、
着物産業の中心地の地域住民が、まず率先して和装を着用する意識を持つことの
大切さを、痛感しました。

昨年不評だった飲食物の販売コーナーは、今年から業者も代わって味、対応ともに
好評で、これなら安心して任せられると、安堵しました。

今回の盛況を、祇園祭を中心とした地域住民の連帯感の向上に、どのようにつなげ
て行くかが、これからの課題です。

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