2015年10月15日木曜日

同窓生の通夜に参列して

友人から突然メールが届き、しばらく会っていなかった元同級生の一人が
亡くなったということで、交流のあった数人で申し合わせて、お通夜に
行くことになりました。

開会の15分ぐらい前に現地に着くと、そのホールの中でも恐らく最も大きい
式場に座席が整然と設えてありましたが、すでに半分以上の席が参列者に
よって占められていました。

亡くなった友人は、女子高の社会科教師を長年勤めていて、同時に
その学校の名門と言われるバスケットボール部の顧問も、続けて来たと
いうことです。

そのような経緯もあって、参列者には学校関係者、女子高の卒業生と
推察される各年代の女性たち、制服を着た現役の女子高生が多く見受け
られました。

お焼香が始まり、係員の誘導で着席の参列者が次々と正面の焼香台に
向かいますが、式場内の全員が焼香を済ませても、場外に待機していて
焼香に向かう参列者の列がなかなか絶えず、結局1時間余り続きました。

列席していた多くの女性たちの沈痛な表情、まだ幼さの残る女子高生
たちのしかつめらしい立ち居振る舞いを間近で見ていると、教育者と
いうものの影響力の大きさを強く印象付けられました。

自分の人生を改めて振り返って、果たして私はたとえ少しでも、人に希望や
喜びを与えることが出来たのだろうかと、思わず考えてしまいました。

自身の年齢も還暦に近づき、ともすればそんな感慨を抱く時分となったの
かもしれません。

0 件のコメント:

コメントを投稿