2014年7月29日火曜日

野球観戦の楽しみ

7月27日(日)、第96回 全国高校野球選手権は各地で地方大会の
決勝戦があり、熱戦が繰り広げられましたが、特に石川県大会では、
8点を追いかける星陵高校が9回裏、一挙9点を奪って逆転サトナラ
勝ちするという、奇跡的なドラマがありました。

その記事を翌日、新聞のスポーツ欄で読んで、野球を観る楽しさ
について考えました。

私は子供の頃から阪神タイガースファンで、時間のある時には、
もっぱらテレビ観戦で応援しています。

長いシーズンを決まった相手と繰り返し対戦するプロ野球は、特に
そうでしょうが、野球の試合は相手を想定して戦う情報戦で、また
確率を重視するゲームです。

不動のレギュラーは別として、打率、防御率などを参考にして、
対戦相手との相性で選手起用を決定し、自球団の戦力を最大限
有効に使う試合運びを心がけます。

それだけ厳密に数字が支配する世界なのですが、鍛え上げられた
選手がプレーするといっても、なんといっても、生身の人間が
することですから、期待通りの働きが出来なかったり、時には
期待以上の結果が出ることもあります。

また、団体スポーツでもあるので、チームの雰囲気、試合の流れに
よって、予想外の結果を生むことがあります。

この星陵高校の逆転サヨナラ勝ちも、合理性を追求しながら人間的な
ものが時に奇跡を生む、野球というゲームの醍醐味を体現している
のでしょう。

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