後祭りの宵山に行って来ました。
後祭りの宵山には露店も出ず、歩行者天国も予定されなかったので、
当初、前祭りのそれのように賑わうか懸念されていましたが、ふたを
開けてみたら大勢の人出で、幸いにも盛況でした。
新町通りをずっと下がって行きましたが、露店の煩雑な明かりがない
だけに、北観音山の駒形提灯の光の集まりがはんなりと、雅やかに
浮かび上がって、町屋からもれる灯りとも呼応して、古都の祭りらしい
風情を醸し出していました。
奏でられる祇園ばやしも、心なしかゆったりと聞こえます。
鳴り物入り、150年ぶり復活の大船鉾はさすがにすごい人だかりで、
なかなか近寄ることが出来ません。大船鉾と墨書された提灯を
目当てに、たくさんの人にもまれながら、少しづつそばに近付いて
行きました。
目の前にした大船鉾は白木も真新しく、船を模した独特の曲線が
優美で、鉾の巨大さ、力強さとその造形の優雅さが絶妙に
溶け合って、闇を背景に神々しい姿を横たえていました。
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