2014年7月18日金曜日

祇園祭りリポート 2

前祭りの山鉾巡行が行われた7月17日、夕食に京料理堺万から、
鱧の落とし、鱧寿司の仕出し料理を取って祝いました。

鱧料理は、祇園祭りにつきもので、内陸に位置し、かつては
新鮮な魚がなかなか手に入らなっか京都で、生命力が強く、
なおかつ、この時期にちょうど脂が乗って美味しい鱧は、祭りに
欠かせない食材であったといいます。

絶妙の骨切りを施して、さっと湯に通した鱧の落としは、ほんのり
白くふっくらとした外見からも、一見あっさりとしているような印象を
受けますが、ワサビと刺身醤油をからませて口に含むと、鱧の
濃厚な脂がワサビの香りと刺激、醤油の辛みとコクに引き立て
られて、絶妙の旨みが口の中に広がります。

またこの鱧の落としを梅肉たれで食べると、今度は鱧の脂が
梅肉の酸味にほどよく中和されて、さわやかな食感とともに、
鱧の身の適度な歯ごたえを楽しむことが出来ます。

鱧寿司は、たれを十分にしみこませて香ばしく焼いた鱧の身と、
山椒の香り、引き締まった酢飯が一体となって、重厚な味わいを
堪能出来ます。
やはり祇園祭りには、鱧料理が似合います。

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