2014年8月6日水曜日

バオバブの花を見てきました。

京都府立植物園の観覧温室で、バオバブの花を見てきました。

バオバブの木というと、すぐに思い浮かぶのは、サン・テグジュベリの
「星の王子様」です。この本の中では、三本の立派なバオバブが、小さな
星の地表を埋め尽くしている挿絵が印象的です。

’90年に大阪で開催された「花の万博」でも、少し離れたところから見た、
孤高の姿でたたずむバオバブの木が、何にもまして記憶に残っています。

ずんぐりとしたその形状が独特で、まるで上下逆さまに地面に突き刺さり、
地中に向かって伸びているかのような、微動だにしない雰囲気があります。

さて、お目当てのバオバブの花は、思い描いていたよりもかわいく、
ーといっても立派ですがー白い花弁が電燈の笠のようにぶら下がって、何か
微笑ましい感じがありました。

バオバブの木は、観覧温室の砂漠サバンナ室にあるのですが、
温室内には他に、ジャングル室、ラン・アナナス室、高山植物室などがあり、
順路に沿って進んで行くと、各スペースによって温度、湿度がまったく
異なります。世界の自然環境の多様さを、ちょっと疑似体験した気分でした。

高山植物室はこの季節には心地よく、温室の外にでてもジャングル室と
変わりばえしない気温に、うんざりしました。

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