2014年12月2日火曜日

街の中に紅葉を探してみました。

しばらく何かと忙しく、なかなか昼間に散歩をする時間を取ることが
出来なかったのですが、先日の日曜日にはたまたま少し空き時間が
あって、遅ればせながら紅葉を求めて、街の中を歩いてみました。

私の住んでいる京都は紅葉の名所も多く、ピークだった11月後半の
連休は大変な人出だったようで、その時ちょうど通りかかった
二条城の前は、入場を待つ人の列が外堀に沿って延々と続き、
中に入れるのは2時間以上後という有り様でした。

近郊も含め、名だたる名所の紅葉は確かに素晴らしいのですが、
在住の人間としてはあえて人混みに分け入らず、街の片隅に季節の
移ろいを求め、秋を感じることにしたのです。

歩いてみると、そこここの街路樹や、建物の前に植えられた木々の
中には、もう大部分葉を落としてしまったものも多いのですが、時折
まだ鮮やかな紅葉の余韻を残している木もあって、見慣れた街の
日頃気付かないところで、そのような光景に出合うと、何か得をした
心地がします。

歩道に散り敷いた落ち葉も、滑りそうで歩きずらさがありますが、前方に
一面に広がる情景を目にすると、秋の深まりをしみじみと感じさせられ
ました。

公園の銀杏の黄葉も美しく、木々の輝くような黄色と、地上の落葉の
黄色に縁どられた空間で、遊具で無心に遊ぶ子供たちの佇まいは、
まるで画中の中の世界のようにも感じられました。

限られた時間ながら、私なりの秋を楽しむことが出来ました。

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