11月20日(木)はボージョレ・ヌーウ‘ォーの解禁日です。
一時は東の端に位置する日本では、世界で一番最初にボージョレを
楽しむことが出来るということで、一種のお祭り騒ぎのようにもてはや
されましたが、最近はその狂騒もずいぶん落ち着いて、ワイン好きが
静かにその時期の到来を待つという雰囲気に、変わって来たように
感じます。
ボージョレというと、私は毎年決まった店で決まった銘柄のワインを買って、
その年の出来具合を味わっています。
京都御苑の南に位置する(有)海老名商店は、元造り酒屋という歴史を
持ち、その店のご主人はワインブーム以前から、自らの造詣の深い
ワインを専門的に取扱い、今日に至っています。
何時頃からか私はその店を訪ねるようになり、ワインの楽しみ方について
いろいろと教えて頂きました。
そしてボージョレの時期に是非にと勧めていただいたのが、今も飲み続けて
いるこの一本です。
これはビジョー社製の新酒で他のものとごこが違うかというと、樽のままで
輸入してこの店で瓶詰めしているということで、出回っている幾多の
ボージョレと比べても、新鮮な味わいがまったく違うように感じます。
さて、今年海老名商店から届いた樽出しボージョレは、色もしっかりとして
新酒にしては力強い味わい、それでいて例年のみずみずしさはもちろん
顕在です。
杯を重ねるほどに、極東の島国に居ながらにして、新酒に沸く現地の気分を
充分味わいました。
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