2021年11月2日火曜日

「鷲田清一折々のことば」2150を読んで

2021年9月20日付け朝日新聞朝刊、「鷲田清一折々のことば」2150では ドラマ「孤独のグルメ」シリーズ9・第1話(原作・久住昌之、脚本・田口佳宏)から、主人公 井之頭五郎の次のことばが取り上げられています。    遠くにある好きな店が、変わらず続いてる    と、本当に嬉しい。そんなこの頃だ このことばには、最早捕捉の必要もないでしょう。コロナ禍にあって、特に飲食店などのどれ ほど多くの店が、廃業に追い込まれたことか!今回の事態は、殊に不意打ちの出来事であった ために、経営者、従業員もあらかじめの備えの余地もなかったことは、明白です。 ですから私も、ひいきにしていたお店が営業を続けていることを確認すると、ほっとして同時 に、有難く感じたものです。 私事になりますが、私たちの店も、直接の原因は建物の老朽化ですが、コロナ禍による需要の 減少も踏まえて、店舗を建て直すことになり、目下近隣の仮店舗で営業しています。 言うまでもなく、父親から店を引き継いでから、店舗の移転は初めてのことであり、慣れない 上に、仮店舗では何かと不自由なことも多く、今まで置かれた環境が如何に恵まれていたかと いうことを実感すると共に、早来年4月末の新店舗への復帰を心待ちにしております。 しかし、このような決断をしたのも、この店の商いをこれからも長く続けて行くためにはどう すればいいかと、考えた末のことなので、店舗を新しくするだけではなく、商品とサービスの 提供という面において、如何にお客様に愛される店を作って行くかということを、真剣に模索 して行きたいと、決意しています。    

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