2021年8月29日付け朝日新聞朝刊、「鷲田清一折々のことば」2129では
編集者・実業家千場弓子の『楽しくなければ仕事じゃない』から、次のことばが取り上げ
られています。
あれも無駄、これも無駄、とやっていった
ら、最後はいちばん無駄な存在は自分だ、っ
てことにならないか?
要は、一体何が無駄じゃないのか、という問題。一見すると既に道順が決まっている
ところを辿る以外の全てが、表面的には無駄であるように思われます。
だから、無駄にみえることをあれこれ繰り返しているうちに、有益な発見や方向性が見え
て来るのではないでしょうか?
ところが最近は、やれスピードだ、合理性だと、皆が暗黙の裡に急き立てられているよう
に感じます。これでは結局、表面上やみくもに忙しいだけで、実質が何もついてこない
ように思われます。
だから焦らず、一見無駄だと思われることにもコツコツ取り組んで、何よりもアンテナを
広げて、好奇心を失わないようにして、寄り道しながら進んで行ければと、考えています。
でも勿論、まあいいやと、そこで怠惰に流されれば、元も子もないのですが・・・。まあ
とにかく、じっくり、ゆっくり、残された人生を過ごして行きたいと思っています。
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