2021年9月17日金曜日

「鷲田清一折々のことば」2129を読んで

2021年8月29日付け朝日新聞朝刊、「鷲田清一折々のことば」2129では 編集者・実業家千場弓子の『楽しくなければ仕事じゃない』から、次のことばが取り上げ られています。    あれも無駄、これも無駄、とやっていった    ら、最後はいちばん無駄な存在は自分だ、っ    てことにならないか? 要は、一体何が無駄じゃないのか、という問題。一見すると既に道順が決まっている ところを辿る以外の全てが、表面的には無駄であるように思われます。 だから、無駄にみえることをあれこれ繰り返しているうちに、有益な発見や方向性が見え て来るのではないでしょうか? ところが最近は、やれスピードだ、合理性だと、皆が暗黙の裡に急き立てられているよう に感じます。これでは結局、表面上やみくもに忙しいだけで、実質が何もついてこない ように思われます。 だから焦らず、一見無駄だと思われることにもコツコツ取り組んで、何よりもアンテナを 広げて、好奇心を失わないようにして、寄り道しながら進んで行ければと、考えています。 でも勿論、まあいいやと、そこで怠惰に流されれば、元も子もないのですが・・・。まあ とにかく、じっくり、ゆっくり、残された人生を過ごして行きたいと思っています。

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