2020年9月16日水曜日

鷲田清一「折々のことば」1921を読んで

2020年8月31日付け朝日新聞朝刊、鷲田清一「折々のことば」1921では、NHK・Eテレ「日曜美術館」 (1月5日)から、ブランド「ミナ ペルホネン」を率いるファッションデザイナー・皆川明の次の ことばが取り上げられています。    自分の持ち時間、人生の時間よりも長いこと    を考えたほうがやりやすいなと思って 自分の携わっている仕事が将来も継続されることを願う時、このことばでしめされる考え方は大切 である、と思います。 私も祖父、父から受け継いだこの家業を、和装という文化がこれからも残って行く一助となると いう意味も含めて、出来るだけ長く続けて行きたいと考えているので、皆川のこのことばに共感を 覚えます。しかし現実は、継承の目途が立たないので、自分の力の及ぶ限りは、続けて行けたらと 考えているに過ぎないのですが・・・ しかし実際、人間一人の人生は短く、使命感を持って何かを成し遂げようとする場合には、上記の ことばのような気概や構想が、本当に必要であると思います。それは結果として、この一代で潰える ことになったとしても、最後まであきらめず、力の限り将来への希望をつなぐという意味においても。 だから私はこれからも、決して肩ひじは張らず平常心を保ちながらも、この家業を続けられるように、 最後まであがいて行きたいと、考えています。

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