2020年8月31日付け朝日新聞朝刊、鷲田清一「折々のことば」1921では、NHK・Eテレ「日曜美術館」
(1月5日)から、ブランド「ミナ ペルホネン」を率いるファッションデザイナー・皆川明の次の
ことばが取り上げられています。
自分の持ち時間、人生の時間よりも長いこと
を考えたほうがやりやすいなと思って
自分の携わっている仕事が将来も継続されることを願う時、このことばでしめされる考え方は大切
である、と思います。
私も祖父、父から受け継いだこの家業を、和装という文化がこれからも残って行く一助となると
いう意味も含めて、出来るだけ長く続けて行きたいと考えているので、皆川のこのことばに共感を
覚えます。しかし現実は、継承の目途が立たないので、自分の力の及ぶ限りは、続けて行けたらと
考えているに過ぎないのですが・・・
しかし実際、人間一人の人生は短く、使命感を持って何かを成し遂げようとする場合には、上記の
ことばのような気概や構想が、本当に必要であると思います。それは結果として、この一代で潰える
ことになったとしても、最後まであきらめず、力の限り将来への希望をつなぐという意味においても。
だから私はこれからも、決して肩ひじは張らず平常心を保ちながらも、この家業を続けられるように、
最後まであがいて行きたいと、考えています。
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