2022年2月1日付け朝日新聞朝刊、「鷲田清一折々のことば」2280では
朝日新聞「ひと」欄(1月21日朝刊)から、元中日ドラゴンズの名投手・山本昌の次のことば
が取り上げられています。
でも、僕は知っているだけで、できていなか
った
入団5年目、修業で米国にだされ、派遣先の球団職員から告げられたアドバイスに、最初は
そんなことはとっくに知っていると思っていたのが、実は本当には体得していなかったことに
思い至り、それから投球術に開眼したと、彼は語っているそうです。
誰しも、知識としては知っていると思っていることが、実際には真の意味で理解してはいな
かったと、後に気づくことがあるものだと思います。
本当の意味で物事を知ることは、体験に基づかなければならないのだと感じます。だから色々
なことを体験し、実践することによって、真の意味の知識は獲得されて行くのだと思います。
それは何も肉体的実践によるものとは限らず、例えば勉学にしても、ただ丸暗記するだけでは
なく、その知識を応用したり、あるいは間違った答えを気づきによって更新することの繰り
返しから、だんだんと身に付いていくのだと思います。
このように、実践、行動、主体的な学びを、実用的な知識につなげて行ければと、感じます。
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