2022年2月25日金曜日

「鷲田清一折々のことば」2280を読んで

2022年2月1日付け朝日新聞朝刊、「鷲田清一折々のことば」2280では 朝日新聞「ひと」欄(1月21日朝刊)から、元中日ドラゴンズの名投手・山本昌の次のことば が取り上げられています。    でも、僕は知っているだけで、できていなか    った 入団5年目、修業で米国にだされ、派遣先の球団職員から告げられたアドバイスに、最初は そんなことはとっくに知っていると思っていたのが、実は本当には体得していなかったことに 思い至り、それから投球術に開眼したと、彼は語っているそうです。 誰しも、知識としては知っていると思っていることが、実際には真の意味で理解してはいな かったと、後に気づくことがあるものだと思います。 本当の意味で物事を知ることは、体験に基づかなければならないのだと感じます。だから色々 なことを体験し、実践することによって、真の意味の知識は獲得されて行くのだと思います。 それは何も肉体的実践によるものとは限らず、例えば勉学にしても、ただ丸暗記するだけでは なく、その知識を応用したり、あるいは間違った答えを気づきによって更新することの繰り 返しから、だんだんと身に付いていくのだと思います。 このように、実践、行動、主体的な学びを、実用的な知識につなげて行ければと、感じます。

0 件のコメント:

コメントを投稿