2021年10月13日水曜日

店舗兼自宅の建て直しの片付けで、思ったこと②

さて、建て直しの片付けの下準備を、私は実際の引っ越しの想定時期の約2か月前から、始める ことにしました。というのは、準備は商店の営業と平行して行わなければならないので、当然 営業日以外の土曜、日曜、祝日を準備のための日に当てることになるので、それくらいの期間 が必要であると、考えたからです。 私たちの店舗兼住居は、私の認識している限りでも曾祖父の代から生活し、店舗を営んでいる ので、長い期間の間に溜まった、それぞれの代の愛用品などの品物、衣類などが蓄積されてい ます。しかも今まではそこそこに収蔵スペースがあったので、忙しさにかまけ、あるいは、 両親及び先祖の遺品はなかなか処分出来ないものなので、その数と量はかなりになっていまし た。 そういう訳で、まず手つかずになっている店舗の2階部分の収納スペースや、祖父が趣味で 集めていたものなどが置いてあった離れの2階から、整理をすることにしました。 そうすると出て来たのは、店舗の2階からは、ある時期までは呉服店を営んでいたので、祖父、 父などが販売して仕立てをした後の生地の出ギレや、あるいは、白生地店で販売した後の残り ギレなどで、それらがかなりの量残されていました。これらのものを見ていると、店の歴史が 感じられて、整理に手を動かしながらも、しばし感慨にふけることもありました。 また離れの2階からは、茶碗や日常雑器、折々の儀式で使われたであろう道具類が箱に収められ て出て来て、現在においてはそれほど金銭的価値の高いものではありませんが、昔の生活が偲ば れ、それらの品物を眺めながら、祖父母や父母の若かりし日の暮らしに、思いを巡らせる場面も ありました。 その他にも、祖父母や父の若い頃、若くで亡くなった父の兄、姉、そして私が子供の頃に家族で 写したもの、更には祖父母の葬儀の時のものと、モノクロを中心に大量の写真が見つかり、また 父の兄の丹念に記された日記もあって、これらは残して、時間に余裕が出来た時に、じっくりと 見てみたいと思いました。

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