久々に深い余韻を残す、ドラマを観ました。といっても、初回から観た訳では無く、偶然放送されて
いる時間にテレビをつけると、ぎこちない表情のセーラー服の少女と、奇抜な服装の明るい美少女が、
幻想的な空間で、親密なようでたどたどしい会話を交わしていて、その特異な映像表現に引き込まれ
て、結局最後まで観ることになりました。
実は、セーラー服の少女は、さえない中年サラリーマン直樹のVRの中でのアバターナオキで、美少女
は、社会的成功を収めながらも、一人娘と断絶して、さみしい老後を過ごす、余命宣告を受けた老人
穂波のアバターホナミだったのです。
以降、ホナミに人生初の恋をしたナオキが、現実の世界でも穂波と交流を持つようになり、二人の
人生は、充実したものに変わって行きます。
VRの世界の中で芽生えた、年齢も性別も超越した恋は、人と人の心の交わりの尊さを、示してくれる
ものでした。
私自身ナオキに感情移入して、老いらくの恋心をくすぐられました。
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