河内木綿の産地問屋のご主人が、手土産にお家の庭で取れたすももの
実を一袋持って来てくださいました。
今年は一時に実がなったそうで、うかうかしていたらカラスや野鳥に
食べ散らかされるので、大急ぎで木に登って実を収穫したということで、
あわや滑り落ちそうになってすりむきましたと、右腕を見せながら
笑っておられました。
今年は天候不順で、梅の受粉の時期に気温が低くて、雨も多く、ミツバチが
余り活動出来なかったらしく、梅の名所の北野天満宮などでも、梅干しにして
参詣者に授与するための梅の実の収穫が少なかったそうで、神社には
頭の痛い問題だと報道されていました。
そういえば、我が家の庭の梅の木も、花は例年通り咲いてくれたのですが、
一向に実が生らないといぶかっていましたが、どうやら天神さんと同じく
ミツバチの働きに預かることが出来なかったためのようです。
すももを持って来て下さったご主人のところも、例年実るサクランボはだめ
だったけれども、すももは良く実が出来たということで、私たちもお相伴に
預かることとなったのです。
黒く熟して来たものから順番に食べて下さいということで、冷蔵庫に保存して
良く熟れた実から取り出し、皮も抵抗なくつるっとむけるので、一気に口に
ほお張ると、程よい酸味を伴う爽やかな甘味が口中に広がりました。
梅雨時のうっとうしさを一時忘れさせてくれる、最適の果物と感じました。
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