2019年11月4日月曜日

ラグビーワールドカップ日本大会が、終わって

ラグビーワールドカップ日本大会が、南アフリカの3度目の優勝で、幕を閉じました。

開催国日本も初めてベスト8に進み、台風19号の影響で1次リーグ3試合が中止の
なるというアクシデントもありましたが、大会は大変な盛り上がりをみせ、大きな成功
を収めました。

私も久しぶりに熱を込めて応援し、楽しい時間を過ごすことが出来ました。思い返せ
ば、母校同志社大学の、私の3年ほど後輩の学年の頃がラグビーの黄金時代で、
平尾、大八木のスター選手を擁して大学選手権で優勝し、勝つことはかないません
でしたが、日本選手権で社会人チームの新日鉄釜石と死闘を演じました。

それから長い年月が経って、ラグビー日本代表は、ディア1といわれる欧州、南半球
の強豪国には歯が立たず、母校も大学リーグで低迷して、ラグビー観戦から次第に
遠ざかって行きました。

しかしワールドカップが日本で開かれることになり、前回のイングランド大会では、
決勝トーナメントには進出出来なかったものの、1次リーグで3勝する健闘を見せ、
今回の日本大会での活躍の期待が膨らみました。

そして期待通りの成績となった訳ですが、日本代表のメンバーは、大会規定に則り
日本国籍の選手だけではなくて、多国籍の選手で構成されています。言うまでもなく
ラグビーチームは、ポジション別に役割に応じた体格、運動能力の異なる選手で編成
されていますが、日本が体格の優れた世界の強豪に伍するためには、他国出身の
選手の力を借りることが必要不可欠と、思われます。

日本ラグビーフットボール協会の強化担当者として、前述の今は亡き平尾さんが、
チームに多国籍での選手編成に道を開いたことは、大変に先見の明のあったことだ
と、思われます。

また今回の日本代表チームを見ていて、人望のある外国出身選手のリーチ・マイケル
が主将を務め、多国籍の選手が一丸となって目標に向かって突き進む姿は、これ
からの日本社会の一つのあるべき姿と、感じられました。

母国にアパルトヘイトの後遺症が残る南アフリカ代表チームが、初の黒人主将の下
で優勝を遂げたことも含めて、スポーツの素晴らしさを感じさせてくれる大会でした。

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