2019年2月22日金曜日

(仮称)大恩寺町簡易宿泊所 新築工事説明会に参加して

2月20日に、上記簡易宿泊所の新築工事説明会が、京都商工会議所2階第1会議室
で、周辺住民を対象に行われました。

私は「龍池町つくり委員会」のメンバーで、日頃から学区内の宿泊施設建設問題に
ついて中谷委員長からの報告を聞いていましたが、今回初めて居住している町内に
宿泊施設が建設されることになって、実際の説明会に当事者として参加することに
なりました。

この説明会の主催者側として、設計、施工を担当する京都の建設会社の代表者と
建設の現場責任者、完成後の宿泊施設の運営を担う東京の運営会社の代表者の
3人が出席、地主、事業主である東京の不動産会社の代表者は、海外出張中という
いうことで、欠席となりました。この点については、参加した住民側から不満の声も
上がりました。

新築の建物の概要は、敷地面積282.33㎡、鉄骨造の地上4階建てで高さ13.385m、
延床面積714.21㎡、客室数21戸ということです。運営方法としては、国内外の旅行者
対象の1部屋貸し、1部屋最大5名が利用可能、集客方法は主に予約サイトを利用
するそうです。

一連の説明後、主催者側と住民側との質疑応答が始まり、冒頭中谷委員長から長い
住民自治の伝統がある地域ということと、住宅密集地域であることに対する宿泊施設
建設、運営側の住民への配慮の必要性について意見が表明され、続いてこの建設
によって一番影響を受けることになる、西隣の居住者より疑問点が列挙され、要望が
出されました。

具体的には、宿泊所の入り口が燐家にかなり接近しているために、隣家のガレージ
から発進した自動車が宿泊所の利用者に接触する危険がないかという問題、また
宿泊所の隣家に面した窓がプライバシーの侵害にならないかという問題、また実際に
運営が始まった時、早朝、深夜に宿泊客が騒音を発しないかといった問題等です。

実は今回の説明会が開催されるまでに、宿泊所建設用地の解体作業で隣家を破損
するなどのずさんな工事が行われ、町内住民にも建設側への不信感が高まっていた
ので、建設側と住民側の対立は、予め予想されることでした。

設計、施工会社の代表者も、質疑応答の最初には、決められたことは変更出来ないと
いったかたくなな態度でしたが、話し合ううちにこちらの言い分にも耳を傾ける姿勢に
転じて来たので、次回以降前向きな回答が得られることも期待されます。

また運営においては、宿泊所に利用者が1名でもいる限りは、スタッフを1人駐留させる
ということ、またこの地域の慣習には十分に配慮するという回答がありました。

我々住民にとっても、このようなことは初めての経験なので、注意深く推移を見守る
必要があると、感じました。

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