2017年11月8日水曜日

龍池町つくり委員会 46

11月7日に、第64回「龍池町つくり委員会」が開催されました。

今回は、京都外国語大学との新しい提携プログラム”薬祭りの復活”の最初の
取り組みとして、11月2日の薬祭り当日に、京都外大の南先生と学生さんたちが、
木屋町の一之船入から二条城まで、二条通を徒歩で一往復して実施した調査の
所感、また基礎知識として薬祭りの歴史等資料にあたり調べた結果について、、
南ゼミの学生の小川さんと栗山さんより報告がありました。

学生さんたちからは、二条通が薬種問屋と深いつながりがあり、この通りに軒を
連ねる薬屋仲間の寄り合いから、薬の祭神薬祖神を祀る神社が生まれ、薬祭り
に発展したことなど、起源、歴史、変遷について語られました。

他方南先生からは、今回実際に薬祭りの地域を歩いて実感された、二条通に
薬種問屋が少ししか存在しなくなった現状、さびれた祭りの状況などについて
の感想が述べられました。

また先生の求めに応じて、生まれた時からこの地域に暮らす委員会のメンバー
から、自分たちが子供の頃の祭りの盛況の様子などが、語られました。

中谷委員長より学生さんたちに、薬祭りの歴史について詳しく記した資料の提供
があり、それを読みより深い知識を得て、新たな取り組みの参考にしてもらう
ことが期待されます。

南先生が、このプログラムを歴史の掘り起こしにとどまらず、祭りを通じた地域の
活性化につなげたいという趣旨を述べられて、今回の報告は終わりました。

このプログラムがこれからどのように広がって行くのか、見守って行きたいと思い
ます。

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