2021年4月20日火曜日
私の大腸がん闘病記④
いよいよ摘出手術のために入院しました。約10日前後の予定です。入院して病室のベッドに
落ち着くまでは、直前にも入院しているのでスムーズでした。手術に際して、病室の担当の
看護師さん、麻酔科の看護師さん、執刀医からの説明があり、準備に取り掛かります。
面白かったのは、へそのごまを取り除くところ。大腸の手術のためには、これが必要だそう
で、看護師さんが綿棒状のもので、きれいに取り除いてくれました。私は、この時点では
精神的にもまだ余裕があって、その看護師さんに「子供の頃、へそのごまを取ってはいけ
ないと、親に注意されたものです。」と、軽口を叩いていました。
また、病院内の口腔歯科にも、行きました。これは手術中に、口腔内に酸素注入のための管
を挿入されるそうで、その時に歯が折れて挿入の妨げにならないように、予めチェックして
おくためだそうです。私の歯は特段異常がないということでしたが、こんなことまで調べ
られるのかと、徐々に手術への緊張感が高まって来ました。
更には、手術中に履くようにと、足先からふくらはぎにかけてを覆うきつい靴下状のサポー
ターも渡されました。これは、手術中には長時間体を動かすことができないので、足の血管
に血栓が出来ることがあり、それを防ぐためのもの、ということです。手術が終わった後も
残しておいて、飛行機に搭乗する時など、エコノミークラス症候群を防ぐために、履いても
いいよと、アドバイスをもらいました。
それから、手術の下準備として、大腸内をきれいにするための、下剤の服用が始まりました。
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