2021年4月12日月曜日
私の大腸がん闘病記③
大腸の内視鏡検査で採取した、腫瘍の組織はやはり悪性であることが判明し、入院して摘出
することが決まりました。
まず最初に、大腸内の小腸寄りにある小さい腫瘍を、3日間入院して内視鏡で切除、その折
に後ほど摘出するS字結腸にある悪性の腫瘍の位置にマークを付け、外科手術をしやすく
するということでした。
内視鏡による腫瘍切除のための3日間の入院は、泊りがけで前回の検査と変わらない処置を
受けるようなもので、こちらの心づもりもある程度出来ていたので、比較的余裕を持って
無事終えることが出来ました。ただ処置後には、内視鏡で行ったとはいえ、大腸内の組織を
切除したので、下腹部にしばらく違和感が残りました。
その後、消化器内科から外科に担当が代わり、担当医兼手術の執刀医が紹介されて、以降
その先生が私を診察することになりました。まず家族も同席の上、病状、手術の内容、術後
の一般的な経過等について、詳しい説明がありました。
そこで示された内容は、私の症状が比較的初期に発見された大腸がんであることから、摘出
手術を受ければ完治する可能性が高いこと。しかし手術というものは、実際にはふたを開け
てみないと分からない部分があるので、ことのほか病状が進行していたり、また手術に
よって体に予想外の悪影響が出ることもあるので、最善の処置は尽くすが、そのことはあら
かじめ承知してほしいというものでした。いやがうえにも、緊張感が高まりました。
こうしていよいよ、私の大腸がん摘出手術が始まることになりました。
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