ターナー展を観に、神戸まで行って来ました。
神戸でのもうひとつの楽しみは、南京町で中華料理を食べることです。
美味しさはもちろん、中華街の醸し出す雰囲気が好きです。
「千と千尋の神隠し」の八百万の神々が骨休めに来る、異界の飲食街と
比較するのもおおげさですが、私たちが日常生活を営む社会とは、何か
異質のたたずまいがあり、引き付けられるのです。
また、中華料理店の主人が、客には流暢な日本語を使い、仲間内では
声高の中国語で話す様子も、達観したたくましさのようなものを感じさせ
ます。
もし、私たちの国の考え方が何か
一色に染まって、熱狂的な空気に包まれる
ことがあるなら、私はここのとあるレストランに一人座って、ラーメンでも
すすりながら、頭を冷やしたい気もします。
0 件のコメント:
コメントを投稿