ゴールデンウイークに上賀茂、大田神社のカキツバタと、雲ケ畑、
志明院のシャクナゲを見てきました。
大田神社は、境内に入ったところにある大田の沢に、2万株以上の
カキツバタが群生していて、訪れた日にはまだちらほらと咲いている
程度でしたが、五月にふさわしいのびやかな葉と茎のみずみずしい
緑色と、あざやかな花の青味を帯びた紫色のコントラストが美しく、
晴れ晴れとした気分にひたれました。
一方志明院を訪ねると、山深い風景の中に突然、薄ピンク色に
咲きほこるシャクナゲの花の絢爛たる景色が広がって、その
あでやかさに驚かされました。
見終えた後、どちらの花の美しさも、実は京都の、豊かな水の恵みの
たまものであると、思い至りました。
大田の沢は市街北郊の加茂川沿いの沼沢地にあり、志明院は
この川の源流の一つに位置するからです。
京都の文化は、市街を南北に貫く鴨川や、豊富に存在する地下水
という、潤沢な水の恩恵を受けて来ました。
そのことに改めて気付かされる、時候の花をめでる日となりました。
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