2024年1月13日付け朝日新聞朝刊「鷲田清一折々のことば」2967では
数学者森毅の随想「歴史のなかの自分」から、次の言葉が取り上げられています。
時代をこえて超然と生きるなんて、つっ
ぱりすぎ。さりとて、時代を気にして引
きずられっぱなしも気にくわぬ。
歴史を知ると、ふだん当然と思っていることに距離をおける。時代とは適度な「間合い」をもって
つきあうのが大事、とこの数学者は言います。
確かに前時代的な生き方は、現実から浮き上がりすぎ。でも時代に流されていては、翻弄されるだけ
でしょう。
要は適度な間合いが大切。でもそれが難しい。ついつい日常に追われ、時代の状況に流されてしまう。
そこで大切なのは、歴史を知り、学ぶということなのですね。
人間は長い歴史の中で、経済生活においても、医療科学技術においても、確実に進歩を遂げてきた
けれど、でも根本的なところでは、変わっていない部分が多々あります。そのために戦争や紛争の
愚行を繰り返し、不安や欲望に駆られて、冷静に考えるとあり得ない行為に走ることもあります。
歴史は、その事実をある時には客観的に伝えていて、私たちの思考や行動の指針になると思われます。
だから歴史を踏まえつつ、でも現実の向かう方向にも目をやりながら、時代に乗り遅れないように
生きることが必要なのでしょう。私も時代の先端には追いつけないながら、古くさくはならないように
心がけたいと思います。
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